青春へのサーチライト沖野です。
それでは今日も元気にいってみよう。
この記事は[600字数制限week]1日目の記事です。
*[600字数制限week]…600字の字数制限をかけてブログを書く週間のこと。
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「どっこいしょ。」という言葉がある。
よいしょ、どっこいしょ。老年に多い。
スーパーの棚で荷物をまとめるおばあさんなどが、そう言ってるのを聞いたりはしないだろうか。
しかし今どきの若者ってどっこいしょ使うの?
はて。
私が二年前北海道に旅行にいったときのこと、私が泊まったホテルには一階にカフェ兼レストランがついていた。そのご飯を食べているときの会話だ。
横にいる女性の二人組の人で、どうもキラキラしたOL界の女子みたいな人が、
「ね〜この前もさ私、よいしょなんて言っちゃたんだよ?おっさんかよ!みたいな」
と談笑していた。で、「は?」ってなった。
よいしょ、それはスーパーで荷物を詰めるとき、コインランドリーで横にいたベンチから立ち上がるとき、おじいさんやおばあさんが使う言葉だ。
それが、なんで彼らが言ってるか知ってる?
その心は「気遣い」だ。
昔は特に顕著におもわれるが閉塞感ある職場、女の職場の厨房、ご近所の付き合い、そういったところでギュウギュウと肩をよせて生きていかなければいけない。
立ち上がるとき、横目で見られたつまずいたとき、なにかをこう修正するように、周りに窮屈感を与えないように、そうして気遣われて言われるのが「よいしょ」だ、「どっこいしょ」だ。
そして読んでいる皆さまにおかれましては気をつけて聞いていただきたい、おじさんでもなくおばあさんでもなく「どっこいしょ」の本質は「気遣い」であると。