サーチライトのつもりだ!

沖野のブログです。続けられるか?

熱き芸術のコミュニティという浪漫。「文学カフェ ブルジョワ文化の社交場」

 

 

 

青春へのサーチライト沖野です。

それでは今日も元気にいってみよう。

 

今回の本と評価

 

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文学カフェ ブルジョワ文化の社交場

「文学カフェ ブルジョワ文化の社交場」

著者‥菊盛英夫

出版社‥中央公論新社

 

面白度 ☆☆

読みやすさ ☆☆

テーマの深さ ☆☆☆☆

こんな気分のときに読みたい:文化社会学の本が読みたいとき、ヨーロッパの知識人の歴史を知りたいとき

 

「文学カフェ ブルジョア文化の社交場」はどんな本なのか

残念なことに今本が手元にない。

記憶が大変曖昧で、この本はたしか古本屋で買ったと思っているのだが時期も値段も記憶にない。場所は神保町だったような…2年前、友達の女性と神保町のレンタルショップ「ジャニス」の閉店最終日を冷やかしに行った日のことだったか…。わからんが。だとしたら2年前である。

 

かつ情けないことに内容を最後まで読んでいない。

今なおパリの街角に残るカフェの歴史を

物語る異色の文化史

上の画像にもあるが大体こんな内容である。(雑)

タイトルが非常によく内容を述べているのではないか?

「昔のパリのカフェで文学活動の拠点になったコミュニティをお題目に、近世ヨーロッパ芸術の歴史をさらう」

みたいな内容だったはずだ。大変おぼろである。

 

カルチェラタン」という区域がパリにはあって、時折名前を耳にする人もいると思う。

スタジオジブリコクリコ坂から」の舞台になった学生会館の名前もカルチェラタン

映画で私はこの単語を知り、なんだかロマンがあるとずっと思っていた。

 

 

文化人の集うカフェというのに憧れる

沖野はなんだかんだ高校をやめ、しばらく北海道の離島でアルバイトをしていた。

職場は礼文島にあった。

ユースホステルの、「桃岩荘」という宿のスタッフをしていた。

 

変わった場所が日本にはいっぱいある、という事実を知ったのはそのときである。

はぐれ者をはじめ、初対面の者同士でいろんな話ができる。桃岩荘はまさに「コミュニティ」の場所だった。

 

あんまり東京にはない。いや、正しくいえばあるにはあるのだ。企業だったり、サークル活動だったり、あるいは商店街のコミュニティだったり…。おそらく東京だと企業が多いんじゃないかな。

カフェとバーもそういう場として多いと思う。

 

しかし中学生、それも私立の学校に通い成績を気にして一生懸命親に怒られていた私のような中学生にはそういった場に縁を持てなかった。

 

まあ当然である。

 

私は昔から、哲学と音楽に関心があった。

そして色んな考え方の話を友達や周りの人としたかった。

 

体系的に物事を考えることが好きだった。それから、悩み事を相談し、相談の相手から新しい気付きと考え方を吸収する会話がしたかった。

 

いつも探していた。そして、桃岩荘によって(亜種ではあるが)実際にディープな"コミュニティ"というものが世の中にある、という事実を知った。

そこで思いついたのが「いつか自分もコミュニティをつくる」であった。

 

ここで、話は先に述べた「カルチェラタン」につながっていく。

文壇の関係者が集まって、関心事や議論を戦わせる熱気ある場はまさに私の理想だった。

wikipediaカルチェラタンの項目をネットで読み漁っては、素敵だなとわくわくした。

 

 

リアル「文学カフェ」を実現させる方法

題目なので見出しにしたが、全然答えは出ていない。

リアル「文学カフェ」を実現させる方法?おい、私が知りたいよそれ。

 

とにかくマネタイズ(利益出す仕組み)と客としてリピートしてくれる層を掘り当てる手段が難しい。

哲学や理屈っぽい議論を日常的にできる人間(複数)…。それも初対面同士…。

 

また、「理屈っぽい話を今から!やりましょうね!!」みたいに鼻息荒く意気込む会話ではなく、自然と会話の流れではじまる化学反応のような会話、理屈っぽい会話…。

それを成り立たせるのが本当に難しい。

 

そもそも当然の話なのだが、初対面で自分の関心ごとばかり話し、なおかつそのテーマが哲学、という人間に出会ったことがない。

 

左脳で生きてくれよ!!人類よぉ…!

 

 

切実な、大変切実な悩みだが、まあ長い時間をかけて解決していくしかない。

 

(いいんだよみんな自分の悩みとかコンプレックスとか気にせず真面目に話してもらって…少なくとも沖野の前では…悩みは他人に話す習慣はないって人は気になってる、「生産性はまったくないけど頭を占める疑問や関心事」の話をしてくれよ…気付きの話をしてくれよ…んでもってそれをさらに、相手の考えを深めるところまで持っていこうよ…)

 

ない餅に紅付けをしているような話である。言いたい放題してごめん。

 

まとめ

薄々気がついているだろうか?

そう、構成やテーマなどなく文章を思いつくまま書いてしまっているのである。

 

ブログを付ける習慣を付けよう、と思っていて、そのために軽ーい文章を書いている。

少なくとも自分の関心事と内心には正直に向き合って書いている。嘘とかは付いてない。

 

書き続けていくうちに精度が上がって面白くなっていくと思う。

 

今回は好きな会話について書いたけど、ご飯とか料理系エッセイの話とかも書きたいな…。インスタでみた美味しそうな自炊メシの話とかしたい。

 

なまあたたかい目で見守ってほしい。よろしく。

 

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