青春へのサーチライト沖野です。
それでは今日も元気にいってみよう。
今回の本と評価
「お金をかけないでシックに着こなす法 チープシック」
著者‥カテリーヌ・ミリネア ,キャロル・トロイ
出版社‥草思社
面白度 ☆☆☆☆
読みやすさ ☆☆☆
テーマの深さ ☆
こんな気分のときに読みたい:お洒落の参考にする本を読みたいとき
「お金をかけないでシックに着こなす法 チープシック」はどんな本なのか
まずはあらすじ抜粋しよう。(Amazonより引用)
1975年、アメリカの2人の女性ジャーナリストによって書かれた本書は、自分自身を生かす新しいおしゃれの考え方について提案しているが、それは21世紀になった今でも十分通用するものであり、色あせるどころかかえって新鮮である。
ファッションメーカーの言いなりになり、流行に振り回されることを良しとしない著者たちにとって、服装とは自分自身で選びとり、その人自身の生き方にぴったり沿ったものでなくてはならない。その視点で語られるスタイルは、ベーシックを基本とし、その大切さを踏まえたうえで、アンティークやスポーツウェア、民族衣装などを楽しみながら着こなしていくというもの。いずれにしても、服装に無駄な時間とお金をかけないのがモットーだ。300枚にも及ぶ実例写真は、少々古さも感じさせるが、イヴ・サンローランをはじめ、写真家やアートディレクターへのインタビューは、それぞれのファッションへのこだわりがうかがわれ非常に興味深い。
常識に囚われない洋服の取り合わせについて説明している。
スタイルはアメリカ寄りかな。
(本書はたまにアパレルやセレクトショップなどで見かけたりする。)
具体的には、一般的なクチュールに留まらず、軍のデッドストックや古着など自由に服を、それも低予算で楽しむスタイリング例を述べている。
私の中で、文中で「工場労働者の着る作業着(つなぎ)をファッションとして着る」という提案が印象に残っている。
なんとなくつなぎの渋さと意外性が魅力的"イケてる"と感じられないだろうか。
え、私だけ?
閑話休題。
前にも述べたがこの本はアメリカ系統のファッションである。
個人的には沖野は洋服はヨーロッパ風の方が好みである。
今回のブログでは自分の好きな洋服やその好きな理由をまとめる。
全然カッコよくないと感じる人もいるかも知れないがそこは個人の好みということで。
なるほど、世間にはこんな服を好む人もいるんだな、と横目に見てもらえたら嬉しいなと思う。
(本当は本よりコーディネートを引用したかったのだが、今手元に本がないので紹介するのが難しい。ごめんなさい。)
モード×シックの洋服4選
まず紹介するのは'1番のお気に入り'から。
①水原希子の着るDIOR
雑誌25ansの10月号(2015)の画像だ。
「dior woman」のスーツセットを紹介する。
説明文にはこうあった。
パリモードの牙城の真骨頂
世にも美しいジャケットスーツメンズのエッセンスを'ディオール ウーマン'らしく取り入れ、再生させた今季のコレクション。メンズスーツのファブリックを用いながら、ディオールらしいウエストを絞ったシルエットをさらにアップデイトし、マスキュリンとフェミニンが融合した新時代のスタイルを実現しています。クリアヒールのスーパータイトなショートブーツで、さらにモダンに。
ジャケット¥470,000 パンツ¥220,000 靴¥220,000 イヤリング¥54,000(すべてディオール/クリスチャン ディオール)
②絹100パーセント ユニクロWomanのシャツ
お次は王道の「チープ・シック」。
ユニクロのシャツを紹介する。
スーパーお洒落なフリルが素晴らしい。
ユニクロがパリのモデルとコラボした「Inès de la Fressange×UNIQLO」というコレクション。
紹介するのは最新の[2020-aw]から。(2020/8/28より一部店舗にて発売)
出している服ほとんど全てが沖野的に好みですごくいいラインナップだった。
フランスのモデルの意匠らしいシックな空気がとても良いと思う。
着ているところはこんな感じ。
絹100%。最高だ。
ドレッシーでシックなシャツがユニクロで買えてしまう。
なんというロマン…!!これがノブレスオブリージュか。(違う)
ホームページには公式のルックpdfがある。
このシルクシャツのコーディネートを見てみよう。
ちょっと分かると思うが雰囲気が大分ハンサムだ。
それはフランスのパリ風、というのもあると思う。
しかし何よりイネスが色気ありあまる存在でそれをハンサムに装うスタイルが好きなんだと思う。
2枚目の画像のモデルも鼻筋の通ったショートヘアでマニッシュ(男性的)である。
イネスドフラサンジュのスタイルは最高に憧れだ。
余人には真似できない、イネスに属したスタイルだ。
③「本当にお洒落な人」の街角スナップ
さて続いてはfashonブログ"THE SARTORIALIST" から。
https://www.thesartorialist.com/
この画像を見て欲しい。
たしかミラノで撮影された写真だ。
記憶が朧げのため確証はない。(かなり前にwebから保存した)
この人の性別、男性。
エッまじで?!と思ったことを覚えている。
"THE SARTORIALIST"を見ていて、大胆な着こなしをしている人が多くあれど私の1番はこの写真だった。凄い。凄すぎる。
自分のなりたいイメージを理解していて、顔や身体の個性を活かした着方を選択できている。
本人の好みであろうが、それでいてこの馴染んだ、なんというかリラクシーな感じはどうだ。
まあどうせ本職はモデルかなんかなのだろうが(投げやり)、ぶち抜いて優勝。
自己理解および造形が深すぎる。
おそらく、っていうかここに書くまでもなく明確に、巷ではヒップホップ系や締め付けのないシルエットのカジュアル等、カジュアルな洋服が流行っている。
というか今時いないよね。私服でスーツセット着る人。
でも難儀なことに私はコンサバな服が好きだった。
それも「こなれた服」とかじゃなくて本当に格式の高い、準正装にちかいもの。
ずっと前にどこかでツイートしたことがあるが、「いつか自前のセットアップのスーツをフルオーダーで仕立てるぞ」と。ずっとそう思っていた。
それもどちらかというとスカートよりパンツがいい。上で述べた水原希子のスーツなんか最高だね。
そういうかっちりとしたスーツやフォーマルな服が好きだった。
男性っぽい着こなしもまたスーツ好きとして憧れる。
男性に寄せた女性のスーツスタイルの先駆けツイッギー↓(先駆けにして最高峰)。
コケティッシュな女性が男性的かつタイトな服をまとうのがいい。
ところで次は「正真正銘」男性用スーツの着こなしの話だ。
④「ララランド」ライアンゴスリングのスーツ
これもネットから借用。
映画ララランドの衣装だ。結構最後のシーンだった気がする。
チョコレート色。といってもミルクっぽいチョコレートだ。まろい感じの茶色。
いいか諸兄フォーマル洋装の小物…シューズにカバンにボストンに..質がよく永く使えるものそれ即ち本革だ。というかそれ以外考えられない。
というか私のカウンターは全て受け付けられない。それ以外の素材はお引き取りください。
本革は総じてアースカラー、土や動物のイエロー系統、そうブラウンである。青みはそこに干渉しないのだ。
よってグレーやネイビー系統のスーツも非常に格好いいものなんだけれども、統一感においてブラウンにまさるスーツは有り得ないのだ。はい、お引き取りください。
かなり強火で語った。
しかし勿論正装ではこんな明るい茶色は認められないだろうし、基本的には落ち着いた濃い青みっぽい色が重用されるだろう。
ロマンが!!あるのですよ茶色には!!
まとめ
というわけで沖野の独断で選ぶ「モード×シックの洋服4選」だった。
ご理解いただけただろうか。
まあ結構偏った趣味だからね。理解されるかちょっと確率ひくいだろうな。
そう思ってる。
さて最後にネットサーフィンをしていたときに見つけたコンサバ風の女性のスナップを紹介して締めくくる。
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