未完成だけどあげちゃいます、てへぺろっ!
青春へのサーチライト沖野です。
それでは今日も元気にいってみよう。
今回は本ブログ初テーマの概念、映画です。
今回の映画と評価
「ミッドナイトインパリ」
監督‥ウディ・アレン
面白度 ☆☆☆☆☆
観やすさ ☆☆☆
テーマの深さ ☆☆☆☆☆
こんな気分のときに読みたい:映像の美しさに触れたいとき,自分の個性を見つけたいとき
「ミッドナイトインパリ」はどんな映画なのか
まずはあらすじ抜粋しよう。(wikipediaより引用)
みんな大好き「お酒に酔った夜」のお話
魔法にかけられる主要都市でお酒に酔い魔法にかけられる話
と
欲望が「もし」叶ったらの話
と
入れ子構造の話
と
スパイスとして人生によくある「同じタイプの人間を見て自分を修正する」というのが掛けられている
これらが構造である。まず、最初にね
それを踏まえての美しさ。
まず深いレベルでのテーマや型があること、それを前述はしたけど、まずディテールである。この映画はディテールが素晴らしい。
ディテールっていうとまあ色々あるけど、何より主演女優の演技が素晴らしい。
イネズ!!!!!!!!!!!!!!!(発狂)
映画には「俳優女優の意見に合わせて好きなように動いてもらう」監督と「寸分狂いもなく決めた動きをしてもらう」監督がいるらしいけどこの映画はどっちの監督かな?
衝撃を受けたのは、モネの描いた池がある庭、みたいなところで主演二人が話すカット。映像に主要人物が初めて登場するそもそもの最初のシーンだが、
主演ギル役の男性がマジで噛み合ってないことを言っていて、そのときイネズ役の女性が「アイコンタクト」を合わせない、もう一度いうよ「アイコンタクトを合わせない」。
いやいやいやいやいやいやこれ本当、このシーン本当マジですごくてマジですごくてマジですごくて、マジで何がすごかったかというと
・アイコンタクトが合わないと会話が盛り上がっていない という無意識のボディランゲージの知見化
・アイコンタクトが合わないと会話が盛り上がっていない という無意識のボディランゲージの知見化 、とそれを踏まえた知見による画面の印象づけの「意図的な」操作
・かつ!!!!
主演女優イネズ役の女性による、知見の最大限の活用!!!1!!!!!!具体的にいうと「白目をギリギリまで多く見せての」演技、ないし知見を使った画面印象操作、
な、わけ。
こんな細かいこといちいち言ってんじゃねえと言われると思うが、しかしこのレベルの細かいところ、そして細かいところで展開されるハイレベルな技術の実行、これがもう、物凄い回数行われている。ほとんど毎秒、このレベルの演技が繰り広げられていて、ヤバかった。
まあ基本的に結構やると思うのが
「もの(撮りたい 対象のもの)に対して端に据える横のもの」という技術、
「(メタ的に伝えたい現行シーンのメッセージに対して)似たような要素の付随」という技術
*これは最初の方のなんか高級そうな「レストラン」で実業家やってる感じの高齢のイネズさんの父親や母親と食事をとるときの場面での主演二人のレストラン入場シーンにおいて、対比として「けばけばしい感じのイケイケなドレスを着た現代風の女性(確か1人だけじゃなくて2パターン登場してた気がする)」の登場ないしは横の通過、というところに現れていた。
あとはかなり後半の、イネズに対して浮気を責め道を分ち、「散歩」に出たあとのところ、昼のパリ路面のカフェで一人飲み物と写っていたときのシーン、手前側、また主演のテーブルの奥側にも、「退屈な人間、もしくは何か、待ち合わせ相手など何か、誰かを待ってそうな印象を受ける人間」が据えられていた。
言いたいこといえて満足した。
ちょっと待ってね、上のレベルでは私もうこれ以上言葉を重ねられないな、かなり集中してた状態だ。
あーーーーーあのね、主人公の男性のカテゴリやタグって「価値観において感性重視」「良いとされてきた歴史に対する重い感情」「本質という言葉のかなり表面から下層まで意思と行動を支配される人」「理系」だと思うんだけど、
「理系」にフォーカスしまして、
んで「理系」なんだが
会話の返しや関心ごとに「細部(ディテール)の状況(ステータス)への確認」、「法則性や事実」判明への強い関心を示すんだよね。
あ、1700文字。
ちょっとtweetだけ遡ってみようかな。
語彙を増やして言っていいなら「大きく分けて3つの素晴らしい点があって、・着目 ・俳優のチョイスと演技 ・描写の細やかさ なんだけど、着目についてなんだが一見『時代の古さへの憧憬』みたいなテーマに見えるけど、作中ゴッホ登場あたりで主人公が言っている通り『現実はいつもそう、古い時代へ』」
あーーーーーーーーこれね。
これは末尾で述べたいと思っているのは「現実はいつもそういう風に不満になるんだ(それが現実であるがために)、古い時代への思慕もそういうことのうちのひとつなんだ」
という風に主演が言っていて、監督が扱いたかったテーマは本筋そのものに「古い時代への思慕」*ちょっと言葉うろ覚え ではなく「現実への対処」なんだなと思われる、というお話である。
あとは女に無理に向き合わないと他から女が寄ってくる とか、
「現代美術館にあるゴッホをみる観光客は観念的にイケてない」 とか(あ、年代物のワインもね)、
あとこれ死ぬほどずーーーーーーーっと思ってたのですが
なんか品評家のいけてるおばさまが「芸術は、人間の存在の救いを証明すること」みたいなこと言ってて、
んで人間の存在の救い って、この映画のほぼ8割りでいうとギルにとっては「()(名前忘れたけどパブロピカソの愛人だった人)」なんだよね
どの時代でも不完全なレベルで馴染んでた彼に、彼女は救いをもたらした
終始目を見れずに振られ続けてきたけど
そこが………………………面白いなって………………思ったんですけど……………………
もう…………眠くて……………………
はあーーー最高だった。では!