サーチライトのつもりだ!

沖野のブログです。続けられるか?

水星の魔女、我々の求める全ての鬱シナリオ

えー、水星の魔女を見ました。

 

重たい。面白い。

 

なんとなく女の身でガンダム萌えとか言いたくないんですがガンダム萌えを起こしたのでブログでまとめていきたいと思います。

 

まずは総評から

水星の魔女一話に関する感想です。

作画が綺麗です、令和にふさわしい温かみのあるタッチ。シナリオの切実な悲壮感と相まっていい雰囲気を出しています。

音楽、上質です。というか冒頭の音楽でこのアニメはいいアニメだなと伝えてくる説得力がありました、これはいいアニメ音楽。

はいシナリオ、ここです。大河内一楼という方が書いているらしいのですが、重てえ!!!!!の一言に尽きます。本当に我々の求めている「根源的に心を動かす絶望」というものを押さえてきたシナリオだなと思います。つまり鬱。我々が二次元に求める鬱シナリオが今ここにあります。宝石の国なんかにも通ずる、「現実は基本的に厳しく、幸せは必ず壊れる」というこの三次元と共通した重たい法則に則っています、だから脳が現実感を感じることができるんだと思うんだけどさ。

次にSF設定ですがこれもまぁ…ガンダムだしね……。良いです、でも私はSF詳しくないので評価は良いです、レベルのコメントにさせてください。

感想でいえば、登場するマシーンひとつひとつに詳細な資料、ひいては動力の種類なんかまで載っていそうで実にいいです。萌え。

というかあの人型戦闘躯体(ガンダム問わず)が「出る!!!」っつって出るときにレール上を火花を散らして出ていくシステムってどうなってるんですかね?めっちゃカッコいいんだけど。ものすごくカッコイイ。

以下愚痴です、すみません。

宇宙で人が暮らしているという未来感のある設定なのだったら、正直評議会のシーンは生身の会議でなくてもいいよな、と思いました。コロナ時代になってリモート当たり前だし。ホログラムで出現する方がカッコいいのにな…ってずっと思っていた。

 

まとめと蛇足の感想

ということで面白かったです。

中盤の大きな輸送機のような宇宙船が宇宙空間を右から左に移動するシーンもアニメ作画でなくお金がかかった映像で心底興奮しました。カッコイイ。「2001年宇宙の旅」みたい。

蛇足ですが、一話のキーである「あどけない幼女こそ新型ガンダム起動のキーパーソン」という悲惨な事実は本当に感動しました。気持ち悪さ100億点です。

幼女がガンダム越しに人を惨殺していくシーン、本当に良すぎる。気持ち悪くて私はずっと口を押さえながら見ていました。面白いねガンダム…。

 

戦争、人殺し、身体への挑戦の是非、等の軽いサブテーマがあるとは思われます。が、結局は黒幕vs未来を信じる弱者のいつもの少年漫画的たたかいになるのか?という疑問があります。新しく作られるガンダムなのだったら、その構造もちょっと新しくして欲しかったな…。でもまだ一話ですし、何が起こるかわからないのでこの話はここまでにしておこうと思います。

 

今アニメを見てささっとブログを書いているんですがアマプラで見れるんですね。

面白かったのでこれからもとりあえず見ていきたいなーと思います。

他に書くことあったかな。あ、家族という温かいものと抗争での殺人の対比が良かったです。あとなんだろ、老博士の声優さんが本当にいい演技をされていてとても良かったです。あの博士は多分あそこで退場するんですよね?今後出てくる頻度が少ないにも関わらず名優っぽい人を起用するのすごいな…と思いました。でも色々勘違いだったらすみません。

 

というわけで「水星の魔女」視聴感想ブログでした。

はっぴばーすでい、とぅーゆー!(ボガーン)