どーも、沖野です。
過去のブログを読み返し「青春へのサーチライト」という恥ずかしさにやられてます。
まあそれは置いといて。
なんかTwitterでよく見ることのある長編SF、「三体」を読んでます。まだ二巻の途中だけど…。
感想なんかを書こうかなー、と思います。
さて三体。書影です。
上のは一巻の表紙です。
この画像ですが本文に即した素晴らしいデザインで大好きです。
感想など
えー、こっから沖野の主観、というかほぼ雑談みたいな内容の感想が続きます。
なので読み飛ばしてもらって大丈夫です。
感想というかまずは、「世の中には天才って、いるよね!」というレベルで作者の能力の凄さにまず読みながら感嘆してます。
文体がねー、超いいの。中国特有の荒涼さと忙しい世俗の侘しさ、苦さみたいなものをしっかり文学的に情景を伝える力が高い。で、それは作家だしなんか当たり前だよね、みたいな。わかるんだけどさー。
作者の凄さの問題はその文学的センスと併せて物理学的な物事の見方みたいな、そういう「理系〜」みたいな、力を同時に持ってることなんだよね…。
たしかになんか超〜超〜頭いい人でそういう、研究分野や思考回路は理的なのに趣味は文学創作、みたいな人、いるけどさぁ実際……。
えー、そんな両刀使いができちゃう人間が書いた激ヤバSFです。本編、めちゃめちゃいい。
ネタバレしたくないのであらすじだけ載せておこう。
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔。 失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。 そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた……というのが『三体』のあらすじ。
↑Googleで見つけたnoteより引用。
ストーリー、激重だよね〜。
なんか物理学的なことはよくわからんからアレだが、小説の展開にドラマ性がとてもあるところがいい。
構成は行き当たりばったり感が強いけど、それでも小さい枠での起承転結がものすごくよくできてる。
それに、何よりも!
「現実にある法則をもとに小説を展開してやるぞ」という強い、強すぎる意志に勇気とワクワクを与えられてしまうよ…。
物理的にあり得る中でのドラマティックなフィクション。
うーん。
なんかまとめ的なもの
まあめっちゃ読み進めるのが遅いんでまだ全体の2割とかしか終わってないんですが、とにかく良い作品です。
中国、なんかもう色々文化的なもののクオリティが高い気がする。全然詳しくないけども。ホットだね!
親に「三体」のことを話したら、アーサーシークラークって人の話をされました。何か面白いらしい。
ということで久々のブログ、終わりです。
お疲れーっした!(適当か)